2022年 09月 17日
青い海
2022年 09月 08日
第一等不動レンズ
その主役はかつて神威岬灯台で使われた「第一等不動レンズ」。レストハウスの展示室に入った瞬間、その大きさに圧倒されました。高さは3.05m、直径は1.85m。細長い三角柱状のレンズを隙間をあけて重ねるいわゆる「フレネルレンズ」です。経年劣化のためか多少黄変していますが、照明を受けての輝きには陶然としてしまいます。展示室には所有者である公益社団法人「燈光会」(本部・東京)の協力により、灯台の歴史やレンズの構造、またかつての灯台守の暮らしぶりなどに関する詳細な説明板も掲示されています。そのなかでは、買い出しに出かけた神威岬の灯台守一家が波に襲われて犠牲になった1912年の悲劇も紹介されています。
「第一等」とは海上保安庁がレンズの明るさと大きさに基づいて分類する7段階の最高位。回転するレンズではない固定式なので「不動」がつきます。フランスのソーター・ハーレー社製の釣り鐘型の6面レンズです。1876年ごろに輸入され、宮城県の金華山灯台で使われたあと、1923年から60年まで神威岬灯台の二代目レンズとして活躍しました。1960年の灯台改修後は大阪の別施設で展示されていましたが、その施設の閉園に伴い故郷の神威岬に貸し出されたのです。この里帰りには積丹の町役場や商工関係者の四年におよぶ燈光会への働きかけがあったそうです。レンズへの地元の熱い思いがうかがえます。
2022年 09月 08日
神田日勝記念美術館
展示室は撮影禁止だったため、エントランスホールで再生されているビデオ画面から有名な「馬 (絶筆・未完 )」を撮りました。もちろん、展示室では実物と対面しました。馬の左半身まで描いた時点での断筆、夭折。この未完作品が発する馬の強烈な存在感に圧倒されました。
2022年 09月 05日
積丹ブルー
2022年 09月 05日