2018年 04月 19日
札幌時計台
札幌の時計台は「三大がっかり名所」などと揶揄されますが、北海道開拓の歴史を伝えるきわめて貴重な文化財です。久しぶりに内部を参観し、その感を新たにしました。
建物は明治初期の建築当時のもので、時計も当時のものがそのまま使われています。2階ホールは柱のない構造です。時計を動かすおもりは金属ではなく石です。定期的にこのおもりを人力で巻き上げるそうです。鐘の音も石のおもりの力で鳴らしています。
いまは時計台と呼ばれていますが、もともとは札幌農学校の演武場です。「少年よ大志を抱け」の言葉で有名な、農学校教頭を務めたクラーク博士の構想に基づいて建設されましたが、完成時には博士は米国に帰国していました。
by haterumarisiri
| 2018-04-19 10:47
| 北海道
|
Comments(0)