2018年 07月 22日
蒋介石像
ただ、台湾の友人たちの話では蒋介石像を撤去する動きが台湾各地でじわじわと出ているのだそうです。政権が国民党から民進党にかわり、長らく絶対的な存在だった国民党の蒋介石の権威が大きく揺らぎ始めているのは確かなようです。
台湾の独立は絶対認めないという中国共産党、そして独立志向をひめる台湾の民進党。先日、国民党の連戦氏が北京を訪ね、習近平国家主席と会談し、両者は親密さを演出しました。
蒋介石は共産党の毛沢東との戦いに敗れて台湾に逃れました。しかし、蒋介石は大陸に戻ることを夢見たまま生涯を閉じました。共産党の敵である蒋介石ですが、「中国は一つ」という共産党の絶対命題との「親和性」は高いともいえます。
ペンキをかけたグループは独立を叫んでいるようです。現在の民進党の蔡英文政権は脱蒋介石を進めつつ、過激な独立志向によって中国をあまり刺激したくない本音もあります。中台関係と蒋介石の位置付けの行方は単純ではなさそうです。
by haterumarisiri
| 2018-07-22 09:07
| 台湾
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